有限要素法とは
有限要素法は、計算機により構造物の変形や応力を解析するための近似解析手法である。その長所、短所を材料力学との対比により下記に示す。なお、詳しい原理は3年生冬学期の「有限要素法」の講義内で説明するので受講されたい。
長所 | 短所 | |
材料力学 | ・単純な仮定を置くことによって全領域での解析解が求まる | ・単純な形状しか扱えない
・ブラックボックス的な使い方はできない |
有限要素法 | ・どのような複雑な形状であっても、メッシュさえ切れば解析できる
・原理を理解しなくとも、ブラックボックスとして使用できる。 |
・メッシュの準備がたいへん。
・あくまで近似解である。メッシュを細かくすることにより正解に近づく。 ・高精度の解析のためには、経験が必要 |