使用法


1. 入力データを入力データフォーマットに従って、Inputのウィンドウに入力する。データの区切りはカンマである。ただし、他のウィンドウに表示されているデータをCopy & Pasteにより入力してもよい。最後の行に、改行が行なわれていないと正しく読み込まれないので注意すること。データ入力後に、Inputボタンを押すことにより、システムに読み込まれる。このとき、キャンバス画面にメッシュ図が表示される。入力ミスがあるときは、入力ウィンドウ上にて書きなおし、再度実行する。メッシュ図において表示されている三角印は、荷重および変位の境界条件を示す。黒塗りが変位境界条件であり、緑が荷重境界条件である。また、三角形の頂点の向く方向が方位を示している。

2.入力完了後にCalcボタンを押す。計算結果が直ちに、resultウィンドウに表示される。このフォーマットは、出力データフォーマットに従っている。Calcボタンは続けて二度以上押さないこと。

3.計算結果をファイルに保存したければ、resultの枠からCopy & Paste等によって他のウィンドにコピー後にセーブすればよい。

4.Dispボタンを押すと変形図が表示される。黒線が変形前、赤線が変形後である。鉄鋼材料などの場合、弾性変形の範囲では、変形が目視で確認できないこともあり、この場合には黒線の上に赤線が重ねて表示されてしまう。このとき、変形を目視したければ、荷重値を大きくすればよい。

5.Stressボタンを押すと、各要素の主応力が図示される。応力値は以下の方法で表示される。

(平面応力、平面ひずみ要素)長さに比例したベクトル表示。、

(トラス要素)直径に比例した表示。

いずれの場合も、赤色が引張、青色が圧縮応力であることを示す。各要素の応力成分は、要素の重心位置に表示される。

6.再計算する場合には、Inputのウィンドウに手を加えた後、再度Inputボタンを押し、上記2に進む。

7.要素番号、節点番号の表示にあたっては、resultの枠の下に表示されているElement, Nodeのチェックボックスをクリックする。チェックマークが表示されているとき、各番号が図上に表示される。

注1 Java Appletでは直接のファイル入出力はセキュリティーの観点から制限している。従って、上記のような方法とした。

注2 使用要素数に上限はないが、ユーザー側の計算機資源を使って計算される。